……あっ、失礼しました(・ω・;)ゞ
「魔法少女まどか☆マギカ」は、実に丁寧に作られた作品です。
私が「まどか」に感じる丁寧さというのは、綿密に練られた台本を元にリハーサルを重ね、一見するとアドリブのようなものまで計算された笑いであるドリフのコントのようなものなのかも知れません。
雑誌等のインタビューを見ると、早い段階から全12話の脚本が作成されていたとのことですから、1話1話の積み重ねではなく、全12話を一つのストーリーとして考えられているのだと思います。
画面の隅の遊びのような部分でさえちゃんと意味のあるもので、それはストーリーにちゃんと繋がっている。
そういう部分が「まどか」に感じる丁寧さなのですね。
ただ、そういう計算された要素というものは、ストレートに面白さに繋がるというわけでは無く、下手をすれば「ありがち」で片付けられることもあります。
実のところ、「まどか」にはこれといった目新しい要素はあまり無く、ストーリーにしても、衝撃的な展開はあっても、意外な展開というものはそれほど多くはないんですよ。3話のマミさんの死も、「えええええ」というよりは「やっぱりか」という反応が多かったのも事実ですし。
そこを「ありがち」のままで終わらせなかったのは、もちろん作品の出来の良さもありますし、あとは情報統制の上手さもあったのでしょう。