昨日はいわゆるメタボ検診(笑)で横浜の方まで出向いていました。
会社の方は年休を取っておりまして、検診後にみなとみらい付近に出掛けて、そこで地震に遭遇しました。
揺れが収まった後、まずは自分の安否を報告するために家族と仕事先にメールを出し、少し落ち着いたところでみなとみらいにある自社の本社に安否報告も兼ねて駆けつけました。
エレベータが停止していて本社のあるフロアには上がれなかったのですが、幸いにも大きな被害は無く、自分が行ってもできることはなさそうなので帰宅することにしました。
まずは移動手段の選択肢が多くなるであろう横浜駅まで徒歩で移動したのですが、すでに大勢の人で埋め尽くされていました。
鉄道復旧の目処は立っておらず、どうせ徒歩移動になるなら日のあるうちに、と考えて川崎方面に向けて徒歩で移動を開始しました。
昨年末から散歩を始めて、長距離を歩くことにも慣れてきたというのもありました。
鉄道が復旧したときに備えて東海道線沿いを、余震の発生も考えてなるべく大きな通りを、ということで国道1号線を歩くことに決めました。
途中でJR東日本の当日中の復旧は無いとの情報を得て、鶴見川を渡ったあたりで北上して自宅に向かうか、途中までだけどバス路線のある川崎駅に向かうかの選択に迫られ、後者を選びました。
すでにバスターミナルは長蛇の列で、冷え込んでいる中で並ぶのはさすがに無理だと言うことで、ミューザ川崎に避難しました。
床に座って1時間ほど休んだ後、以前仕事をしていた新川崎三井ビルのロビーなら椅子があるということを思い付き、運良く知り合いに会えば中に入れてもらえるかも知れないという期待を込めて、気持ちを奮い立たせて徒歩移動を再開しました。
やはり床よりは椅子の方がいくらかは楽でしたが、夜遅くになって各私鉄が動き出し、混乱も収まったであろう深夜に武蔵小杉駅にさらに徒歩移動。
そこからは東急・メトロ・京王を乗継ぎ、渋谷・新宿経由で夜明け頃にようやく自宅に辿り着きました。
これが家に辿り着くまでの経緯です。
完全に帰宅難民でした。途中2箇所で長時間休憩したとはいえ、20kmを超える徒歩移動はさすがに辛いですね。
その過程でいろいろな判断ミスがありました。
自分に対する覚え書きと、誰かの役に立つかも知れないということで書き残しておきます。
1.そもそも桜木町から移動すべきでは無かった。
一番大きな判断ミスはここですね。
年休のために完全に休日仕様の間が、会社の通常業務中に紛れ込むのはどうかと遠慮もあったのですが、せめて本社近隣のどこかで待機すべきでした。
長距離の徒歩移動に慣れてきていた、というのは、この観点ではむしろマイナスに作用しています。
2.徒歩ルートに国道1号線を選ぶべきでは無かった。
実際に歩いたわけでは無いですけど、国道15号線(第一京浜)の方が、国道1号線よりは平坦で歩きやすかったかも知れません。
国道1号線を選択したのは徒歩移動を決意したときに横浜駅の西口側にいたというだけの理由ですが、普段は鉄道でしか移動しないので、幹線道路の状況や経由地に関する知識の無さもそれを後押ししています。
せめて国道1号線がずっと東海道線沿いを通っているわけでは無いということを予め知っていれば、国道15号線(第一京浜)にルートを変えるという選択肢もでてきたと思います。
普段使うことは無いとはいえ、やはり幹線道路網は頭に入れておくべきですね。